2012年6月12日火曜日

「福島原発告訴団」が、福島地方検察庁に、東京電力会長らを、業務上過失致死傷罪で集団告訴・告発。



―――*原発廃止*―――
*即・原発を廃止しても、使用済み燃料や原子炉廃材の放射能と100万年!
*低線量被曝に関しては、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の「2010年勧告」を基調にする。
*国家権力の横暴を許さず、主権者である国民の命と生活を守る政権の樹立を!
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☆「メルマガ金原」No.978  (一部省略)
6/11福島原発告訴団、東電会長らを福島地検に集団告訴・告発

 本日(6月11日)、「福島原発告訴団」(武藤類子団長)が、福島地方検察庁に対し、東京電力会長ら33名を、業務上過失致死傷罪により集団告訴・告発しました。

 まずは、告訴団が発表した「声明」をお読みください。
  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
(引用開始)
「福島原発告訴団」告訴声明
                                             2012年6月11日
今日、私たち1324人の福島県民は、福島地方検察庁に「福島原発事故の責任を問う」告訴を行ないました。事故により、日常を奪われ、人権を踏みにじられた者たちが力をひとつに合わせ、怒りの声を上げました。告訴へといっぽ踏み出すことはとても勇気のいることでした。
  人を罪に問うことは、私たち自身の生き方を問うことでもありました。しかし、この意味は深いと思うのです。
・この国に生きるひとりひとりが大切にされず、だれかの犠牲を強いる社会を問うこと
・事故により分断され、引き裂かれた私たちが再びつながり、そして輪をひろげること。
・傷つき、絶望の中にある被害者が力と尊厳を取り戻すこと
それが、子どもたち、若い人びとへの責任を果たすことだと思うのです。声を出せない人々や生き物たちと共に在りながら,世界を変えるのは私たちひとりひとり。決してバラバラにされず、つながりあうことを力とし、怯むことなくこの事故の責任を問い続けていきます。
                              「福島原発告訴団」告訴人一同
(引用終わり)

 また、本年3月16日の「福島原発告訴団」結成集会で採択された「告訴宣言」も是非お読みください(テキストファイルも添付しておきます)。
  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/p/blog-page_17.html
 告訴状・告発状の提出と記者会見の模様は、IWJ福島チャンネル1でユースト中継されました。
 ただ、非常に細切れになっていますので、同チャンネルの「過去のライブ一覧」をご参照ください。
  http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1/videos
 この内、提出後の記者会見の模様は以下の3本です。
 ① http://www.ustream.tv/recorded/23238465 (53分43秒)
 ② http://www.ustream.tv/recorded/23238905 (57分10秒)
 ③ http://www.ustream.tv/recorded/23239429 (20分17秒) 

 次に、集団告訴を伝えた報道(47ニュース/共同)を引用します。

福島原発告訴団が訴状提出 東電会長ら33人を地検に
 http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061101001613.html
(引用開始)
 東京電力福島第1原発事故で被ばくの被害を受けたとして、福島県民らでつくる「福島原発告訴団」の約1300人が11日、東電の勝俣恒久会長や原子力安全委員会の幹部ら計33人について、業務上過失致傷などの容疑で福島地検に告訴状を提出した。
 避難中や原発での作業中に亡くなったり、被ばくしたりした人についても、業務上過失
致死傷の疑いで告発。
 告訴・告発状によると、東電や国は、地震の多い日本で原発を運転するに当たり、事故を予防する措置を怠り、福島第1原発を襲う津波の危険性がたびたび有識者から指摘されていたにもかかわらず、今回の事故を発生させた責任があると指摘した。
(引用終わり) 

「原発事故の責任問い復興を」 告訴の福島県民が会見
 http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061101001780.html
(引用開始)
 東京電力福島第1原発事故で、東電幹部ら33人について業務上過失致傷などの容疑で告訴状を提出した「福島原発告訴団」が11日、福島市で記者会見し、武藤類子団長(58)は「責任を問わないと、福島の本当の復興はない。告訴は将来の世代に対する私たちの責任を果たすことだ」と述べた。
 告訴団によると、福島地検は告訴状の預かり書を渡し「今後精査し、受理、不受理の判断は後ほどする」と回答したという。
 河合弘之弁護士は「これでわれわれの告訴を握りつぶすことは、絶対にできなくなった。業務上過失致傷で起訴できるかは被ばくが傷害に当たると地検が判断するかどうかだ」と話した。
(引用終わり)

 なお、告訴のための委任状は以下のようなフォーマットになっています。
  http://dl.dropbox.com/u/63571822/12.04.13_%E5%A7%94%E4%BB%BB%E7%8A%B6%EF%BC%88%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%91%8A%E8%A8%B4%E5%9B%A3%EF%BC%89%E8%A8%82%E6%AD%A3%E7%89%88.doc
(引用開始/一部省略)
               委    任    状
 私は、次の弁護士を代理人と定め、下記の事項を委任します。
                              弁護士 河 合 弘 之(第二東京弁護士会所属)
                               弁護士 保 田 行 雄(東京弁護士会所属)
1.福島地方検察庁に対し、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震にともない、東    京電力株式会社福島第一原子力発電所が放射能を大量に放出させる事故(以下「本件事故」とい  う)を起こしたことによって被曝等の傷害を負わせたことに関し、業務上の注意義務を怠り、本  件事故を発生・拡大させた、東京電力株式会社代表取締役会長勝俣恒久ら東京電力株式会社の関  係者、経済産業省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会、原子力委員会の関係者及び文部科  学省の関係者等を業務上過失致傷罪で告訴もしくは告発する件。
2.福島地方検察庁に対し、本件事故に際し、福島県双葉郡大熊町所在双葉病院の入院患者45名を  被曝させ、更に被曝を避ける為に避難させた結果死亡するに至らしめたことに関し、業務上の注  意義務を怠り、本件事故を発生・拡大させた、前記1の者らを業務上過失致死傷罪等で刑事告発  する件。
3.福島地方検察庁に対し、人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(「公害罪法」)違反で上  記東京電力関係者及び東京電力を告訴もしくは告発する件。
4.上記告訴・告発にともなう一切の件
5.復代理人選任の件。
(引用終わり)

 福島第一原発事故に関しては、昨年の7月、ジャーナリストの広瀬隆さんと明石昇二郎さんが、東京地方検察庁特捜部に対して山下俊一氏らを告発しましたが、今回は、福島県民が自ら「被害者」として「告訴」することに意義があります(被害者が自ら犯人の刑事処罰を求める意思表示が「告訴」、被害者以外の者が行うのが「告発」)。
 ※ 広瀬・明石両氏による「告発状」
    http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/534.html
 福島第一原発事故を経験した私たちが痛感するのは、原発を推進した者が誰一人として自ら責任をとろうとせず、また、公的機関によって責任を追及されることもないという恐るべきモラルハザードが国民の眼の前で展開しているということです。福島の教訓とは、倫理なき者に決して原発に関与させてはならない、ということに尽きるというのが現時点での私なりの結論ですが、今回の集団告訴・告発は、まさに全ての生きとし生ける者(特に将来世代の)に対する責任を果たすためになされたものであって、心から共感し、支持したいと思います。

 なお、全くの余談ですが、昨年5月に福島地方検察庁に赴任した飯倉立也検事正は、私が和歌山で司法修習をしていた時の指導担当検事でした。

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