―――*原発廃止*―――
*即・原発を廃止しても、使用済み燃料や原子炉廃材の放射能と100万年!
*低線量被曝に関しては、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の「2010年勧告」を基調にする。
*国家権力の横暴を許さず、主権者である国民の命と生活を守る政権の樹立を!
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連載完結・島薗進氏『日本の放射線影響・防護専門家がICRP以上の安全論に傾いてきた経緯』
宗教学者の島薗進氏(東京大学大学院教授)がご自身のブログ「宗教学とその周辺」(http://shimazono.spinavi.net/)に連載しておられた『日本の放射線影響・防護専門家がICRP以上の安全論に傾いてきた経緯―ICRPの低線量被ばく基準を緩和しようという動きの担い手は誰か?―』については、第5回までの分を、メルマガNo.904でご紹介していましたが、5月5日に第8回(最終回)が掲載されて連載が完結しました。
そこで、既にご紹介した分も含めて、連載全体をあらためてご紹介することとします。
最終回の末尾で、島薗教授は次のように述べ、この論考執筆の目的を明らかにしておられます。
(引用開始)
以上、見てきたように、低線量被ばくは安全だという論は、原発開発の権益や政策と関わって形作られてきたものであり、科学的にも公共的な言説としてもたいへん危ういものだった。こうした言説の形成史をたどると、1980年代以来、とくに日本でこの種の論が強く育成されてきたという事実が明らかになる。福島原発事故後の政府に近い立場の
放射線の専門家の発言が、未だに分かりにくいままであり、人々の不信を買い、多大な混乱を招き続けて今に至っている主な理由は、放射線専門家の偏った言説と、それが招いた信頼喪失にあると言わざるをえない。
国民生活に深く関わる問題についての専門家の信頼喪失という、このような事態が生じた理由を問い直し、今後の改善の道を探ることは、人文社会系を含め、広く科学・学術に携わる者に課せられた重い課題である。
(引用終わり)
国民生活に深く関わる問題についての専門家の信頼喪失という、このような事態が生じた理由を問い直し、今後の改善の道を探ることは、人文社会系を含め、広く科学・学術に携わる者に課せられた重い課題である。
(引用終わり)
なお、これも本メルマガで何度かご紹介してきましたが、島薗氏が執筆された『低線量被ばくリスクWG主査長瀧重信氏の科学論を批判する』をもしもまだお読みでない方がおられるようでしたら、是非ともお読みいただきたいと思います。 http://shimazono.spinavi.net/?p=263
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