2013年1月27日日曜日
福島県内では放射能で県民のDNAを痛めている状態から一刻も早く避難させる以外に、健康の保証は無い。
―――*原発廃止*―――
*即・原発を廃止しても、使用済み燃料や原子炉廃材の放射能と100万年!
*低線量被曝に関しては、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の「2010年勧告」を基調にする。
*国家権力の横暴を許さず、主権者である国民の命と生活を守る政権の樹立を!
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☆田中龍作ジャ-ナル
東電本店前 椎茸農家がハンスト 、 「原発事故の風化」に抗議
http://tanakaryusaku.jp/2013/01/0006568
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【転載情報】青木秦さんと岩手県との話し合い
http://azarashi.exblog.jp/17219148/
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ヨウ素剤をかき集めてフランスから叙勲を受けた日本人医師
http://onodekita.sblo.jp/article/61744917.html
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東京都医師会の防災担当の医師は、福一の全電源が喪失した晩、1万錠の安定ヨウ素剤を追加手配したが、6千錠は「国に差押えられ」4千錠は都の指示で「足並みを揃えるために販売元に返品」させられたそうだ。放射性プルームは東京に到達。東京都民はヨウ素剤を貰えず被曝した。この責任、誰が取る?
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何十万人もが避難訓練をしなければならないような、原発による電力は本末転倒だ。
http://31634308.at.webry.info/201301/article_26.html
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「新聞・テレビはデータでウソをつく」原因
http://takedanet.com/2013/01/post_2d1c.html
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「NO OSPREY東京集会」4000人が結集。都内をデモ
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/ea1cadf71b53fd76c54b4b08a5711a85
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http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2742.html
☆「メルマガ金原」No.1245 (一部省略)
井戸川克隆双葉町長の辞任メッセージ
先月(2012年12月)20日、町議会から全会一致による不信任案議決を突きつけられ、同月26日、町議会を解散した井戸川克隆(いどがわ・かつたか)双葉町長が、1月23日、突然辞職届を町議会事務局(解散中で議長不在のため)に提出したというニュースには驚かされました。
とりあえず、地元紙・福島民報の記事を2つご紹介しておきます。
福島民報WEB版 2013/01/24 09:15
井戸川双葉町長が辞職届 「信念曲げて続けられない」 3月末までに町長選
http://www.minpo.jp/news/detail/201301246195
(抜粋引用開始)
双葉町の井戸川克隆町長(66)は23日、埼玉県加須市の町埼玉支所で臨時庁議を開き、2期目の任期途中での辞職を表明した。町議会事務局に辞職届を提出した。福島民報社の取材に対し「放射線量などの問題で信念を曲げてまで町長を続けるつもりはない」と理由を述べた。地方自治法に基づき、2月12日午前零時で失職する。3月末までに町長選が行われる見通しだが、立候補しない意向を示した。町議会の不信任決議案可決を受け、井戸川町長が解散した町議会の議員選挙は予定通り24日に告示される。
井戸川町長は体調不良を訴え、20日から郡山市の病院に入院していた。町によると、23日午前に退院し、午後3時ごろから加須市の支所で決済などの公務をこなした。午後4時半ごろから臨時庁議を開き、辞職の意向を示したという。
井戸川町長は同日夜、支所で福島民報社の取材に応じ、「町民の健康と町を守りたいという思いだけで取り組んできた。悔しい気持ちもあるが、潮時だと思った」と話した。町長選には立候補しない意向を示した。(略)
昨年6月と9月の町議会に井戸川町長の不信任決議案が提出されたが、いずれも否決。会議の欠席を受けた12月議会は全会一致で可決された。これに対して井戸川町長は辞職せず、同月26日に議会を解散した。
24日告示の町議選には前職の8人が立候補し、無投票当選する公算が大きくなっている。町議選後の臨時議会では、あらためて井戸川町長の不信任決議案が提出され、町長が失職する可能性が高まっていた。
(引用終わり)
福島民報WEB版 2013/01/24 09:42
解散「何だったのか」 前議員「無責任」 職員や町民に衝撃
http://www.minpo.jp/news/detail/201301246197
その井戸川町長に、OurPlanet-TVの白石草(しらいし・はじめ)さんが1月24日にインタビューした映像が公開されています。
双葉町の井戸川町長、「辞任の真意」を語る
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1518
You Tube http://www.youtube.com/watch?v=6UwCsjSty8w
(番組案内・引用開始)
1月23日に、辞職を表明した福島県双葉町の井戸川克隆町長が翌24日、OurPlanetTVのインタビューに応じた。
福島第1原発のある双葉町は、原発事故で全住民が町外に避難しており、福島県内の自治体で唯一、福島を離れ、役場機能を埼玉県加須市に移している。
政府は去年、双葉町と楢葉町と大熊町の3つの地域に対し、除染で生じた汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設計画を提案。井戸川町長は、政策決定のプロセスに問題があるとして、度々、会議を欠席してきた。
これに対し、町議会は、町長の言動は独善的だとして批判。これまで3回、不信任決議を提出し、12月の議会で全会一致で可決、町長が議会を解散した。1月24日が告示日だった。
1月21日と22日の2日間、町政懇談会が予定されていた双葉町。福島県いわき市、福島市および埼玉県加須市の3カ所で、町民と区長が意見を交わす予定していたが、初日のいわき市内での懇談会は、町長が復興に消極的だとして、批判の声が相次ぎ会議は紛糾。翌日22日、町長が体調の不良を訴えて入院したため、加須市と福島市の懇談会は、町長不在の状態で、会議が開催されてい
た。
24日の夜の会見では「町民に理解されていない」と語った井戸川町長。なぜ、今のタイミングで、突然、辞職を表明したのかー。胸のうちを語った。
(引用終わり)
この白石さんによるインタビューで、井戸川町長の「真意」がかなりの程度伝わるのではないかと思います。不信任議決→議会解散→議会選挙公示日前日の辞任という、一見して理解しにくい行動が、単に町議会議員選挙が無投票となりそうなので、急遽決断したというようなものではなさそうだということは分かりました。
井戸川町長の辞職により、双葉町では、町議会議員選挙(結局、元職1名が立候補したため、9人で8議席を争うことになりました/投開票は2月3日)に引き続き、町長選挙も行われることになります。井戸川町長自身はそんなことは言っていませんが、町民自身が、今後の自分たちや子孫の将来をどうしていくのか、自らの責任で「選択」することが求められるということであって、井戸川さんから町民への最後の「置きみやげ」は、真の自治の担い手となれるかどうかの「試練」だったのではないか、と私は思いました。
最後に、辞職届を提出した1月23日に、双葉町公式ホームページの「町長メッセージ」のコーナーに掲載された井戸川克隆町長の「双葉町は永遠に」という文章を、相当長いものですが、全文引用します。
白石さんによるインタビューの最後の方での井戸川さんの発言によれば、このメッセージの元になった文章は「一昨年(2011年)8月」に書かれたものだったということですから、それからの1年半の間、この文章に込められた信念を胸に、井戸川さんは町長としての職責を果たそうとされていたということだと思います。
双葉町公式ホームページ 町長メッセージ 2013年1月23日
双葉町は永遠に
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/
(引用開始)
私たちは前例の無い避難という過酷な状況に置かれています。いつまでも海原を漂流するわけにはいきません。早く上陸地を国が準備して、再興できる日を求めてきました。しかし、時間が足りませんでした。
放射能のないところで平和な、皆が集える町ができることを祈り町民の安寧を願って、私は本日、双葉町長の辞職申し出をしました。
私の今までの取り組みから次のことを申し上げたいと存じます。
1 事故に負けない
原発事故で負けるということは、今のまま、何もしないことである。
双葉町民には負けてほしくない。勝ってそれぞれ生き抜いてもらいたい。今はそれぞれの地に離れて住もうとも、廃炉が完了して故郷から放射能の危険が去り、自然と共生出来るようになったら再結集しよう。
我が子どもたちへ、この悔しさを忘れることなく、何としても生き抜いて何倍も幸せな双葉町を再建していただきたい。そのためにも負けないで学び、求められる人になれ。世界の雄になってもらいたい。
(1) 負けないということは以下のことを忘れないこと
①避難してくださいと国から頼まれたこと。
②東電と国は事故を絶対起こさないと言っていたこと。
③町と県と東電には安全協定があること。
④事故は我々が起こしたものではないこと。
⑤正式な謝罪と見舞いがないこと。(形のあるものではないこと)
⑥自分の権利は自分以外に行使できないこと。
⑦被ばくさせられたこと。
⑧放射能の片付けをさせられること。
⑨20msv/yで町へ帰ること。(一般公衆の限度は1msv/y以下)
(2) 勝つためには何をしなければならないか
①事故の原因者を確定すること。
②我々の受けた損害のメニュー作成すること。
③損害の積算をすること。
④回復の請求をすること。
⑤回復の限界と代替を請求すること。(仮の町、借りの町)
⑥立証責任の不存在を共有すること。
⑦気づくこと。
⑧水俣の住民の苦難を学ぶこと。
⑨広島・長崎の住民の方に聞くこと。
⑩避難先の皆さんの恩を忘れないこと。
⑪多くの町民が健全な遺伝子を保つこと。
⑫ウクライナの現実を確認して同じテツを踏まないこと。
(3) 町民の力を結集すること
①役割分担をすること。
・汚染調査 ・除染問題 ・賠償問題
・住居問題 ・職場問題 ・健康問題
・墓地問題 ・学校問題 ・中間貯蔵施設問題
などの調査研究する組織をつくり町民の不利益を解消すること。
②事故調査委員会をつくること
事故の報告書には避難を強制された住民の実態が語られていない。外部に任せていたらいい加減に処理されてしまうので、委員会を町独自に構成して正しい記録を残さなければならない。
1 主張する権利を行使する
①見守り隊の組織
②法律家の組織
③文書学事の組織
④ボランティア活動組織
⑤被ばく被害者団体の組織
などを組織して国民の主権と被害者の復権を勝ち取らなければならない。
3 この世には先人の教えがある
(1) 温故知新
歴史から新しい発想が出てくる。自分が直面している問題について語られています。遠くは私たちの祖先である標葉藩が相馬に滅ぼされたこと、会津藩が長州に負けたこと。しかし、負けても滅びる事もなく私たちは生きてきました。先人達に感謝し、これからは私たちが町の存続を引き継ぎ後世に繋がなければなりません。今度の事故は前例がありません。今は子どもたちを放射能の影響によるDNAの損傷を避けて暮らし、幾多の困難に負けずに 双葉町の再興に向かって、生き延びまし
ょう。
(2) 人生に五計あり
中国、宋時代の朱新仲が教訓として伝えた人生の処世訓とされるものです。生計、身計、家計、老計、終計があり、生き抜く考えが記されています。
(3) 八正道と言う道
昔、釈迦がインドで行われていた求道について、新しい道があることを説いたとされています。
正見 : 正しい物の見方
正思惟 : 正しい思考
正語 : 偽りのない言葉
正業 : 正しい行為
正命 : 正しい職業
正精進 : 正しい努力
正念 : 正しい集中力
正定 : 正しい精神統一
今の私たちにはこのような精神にはなれません。この言葉は東電と国あるいはこの事故を被害者の人権を無視して矮小化しようとしている勢力に猛省を促す言葉として捉えてほしい。願わくば、双葉町の子どもたちに人生の教訓の一部として、心に刻んでほしい。
この事故で学んだことは多い。我国でも人命軽視をするのだと言うことがわかった。
国は避難指示と言う宣戦布告を私たちに出した。武器も、手段も、権限もない我々はどうして戦えるだろうか。
白河市にアウシュヴィッツ博物館がある。ナチスがユダヤ人を毒ガスで虐殺したことは衆目の事実だ。福島県内では放射能という毒で県民のDNAを痛めつけている。後先が逆だ。この状態から一刻も早く避難をさせること以外に、健康の保証は無い。その後に十分時間をかけて除染をやれば良い。
人工放射能に安全の基準を言う実績が少ない。20msv/yで住めると言う人が家族と一緒に住んで示すことが先だろう。その安全が確認出来たら福島県民は戻ればいい。これ以上モルモットにするのは、外国の暴君が国民にミサイルを撃つのと変わり無い。
福島の復興なくして日本の再生はないとは、人口減少の今、将来の担い手を痛めつけていては、真に福島の復興には繋がらないと心配している県民は少なくないと思う。双葉町は原発を誘致して町に住めなくされた。原発関連の交付金で造った物はすべて町に置いてきました。
原発の誘致は町だけで出来ない、県が大きく関わってはじめて可能となる。私たちは全国の人たちから、「お前たちが原発を誘致しておいて被害者面するな」という批判を受けている。私たちはどこにいても本当の居場所がない今、苦悩に負けそうになりながら必死に生きている。子どもたち、高齢者、家計を支えなければならないお父さん、お母さんたちの悲鳴を最初に菅総理に訴えた。変わらなかった。そのために私は野田総理に国民としての待遇を訴えたのです。しかし、今の町民の皆さんは限界を超えています。何とか国には町民の窮状を訴え、町民には叱られ役をやり、マスコミに出されるようにしてきました。
県にも窮状を訴えています。最近も質問をしました。回答は具体的な内容ではなく失望しました。知事は福島の復興のために双葉町に中間貯蔵施設を造れと言うので、双葉町の復興はどうするのですか、と聞くと答えてくれません。そこで、踏み込んで私に町をくださいと言いましたがやはり答えませんでした。これでは話し合いになりません。
環境省の局長にどうして双葉に二つの場所を決めたのですかと聞いたら、分かりませんと言いました。では会議録をみせてくださいと聞いたら、後日ありませんと言う返事でした。このようなことで、調査だけで建設はしないからと言われて、ハイいいですよとは言えません。
町には古くから先人が築いてきた歴史や資産があります。歴史を理解していない人に中間貯蔵施設を造れとは言われたくありません。町民の皆さんが十分議論した後に方向を決めていただきたい。若い人に決めてもらうようにしてほしい。
今まで支えていただきました町民の皆様、双葉地方各町村をはじめ福島県内各市町村の皆様、国及び福島県そして事故発生時から避難救済にご支援いただきました国民の皆様、国会議員の皆様、全国の自治体の皆様、埼玉県と埼玉県議会の皆様、県民の皆様、加須市と加須市議会の皆様、市民の皆様、さくら市の皆様、医療界の皆様、福祉関係の皆様、貴重な情報の提供された方、最後に国内並びに世界中からボランティアのご支援をいただきました皆様、この避難を契機にご支援いただきました多くの皆様に支えられて、ここまで来ることができました。心から感謝を申し上げまして、退任のご挨拶に代えさせていただきます。
長い間誠にありがとうございました。
平成25年1月23日
双葉町長 井戸川 克隆
(引用終わり)
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