2011年7月6日水曜日

今の福島県各地の汚染に対して、住民の生存権・生活権を守るRCRRの勧告(被曝基準)を採用すべきだ。




☆tanakaryusaku 田中龍作

テレビカメラが構えているにもかかわらず高級料理店に通う菅と伸子。 粗食に耐える被災地の人が見たらどう思うだろうか。 畏友・田中康夫@loveyassyがいみじくも指摘するように2人の姿はルーマニアのチャウシェスク夫妻と重なる・・・(つづく)



(つづく・より)・・・国家を私物化していたチャウシェスク夫妻は市民から処刑されるが、末期に及んでも「国民は私たちの子供」と言って憚らなかった。 菅夫妻は官邸を去るにあたって何とホザクのだろうか。



世が世なら菅と伸子はチャウシェスク夫妻のようになって当然なのだが、この国には記者クラブメディアという「ガス抜き・情報操作装置」があるので、そうはならない。



☆tanakaryusaku 田中龍作

新記事 『拡大する放射能汚染―取り返しのつかない “避難準備区域解除” 』 <再掲>只今アップしました・・・→ http://tanakaryusaku.jp

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☆tanakaryusaku 田中龍作 氏 →国家を私物化していたチャウシェスク夫妻は市民から処刑されるが、・・・。

 → 国民目線・市民目線からすれば、田中龍作 氏の発言に共感する人々が大多数だろう! 




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☆gpjTweet Greenpeace JP uesugitakashiがリツイート

放射性物質:チェルノブイリの強制移住基準超も…親ら調査 - 毎日jp(毎日新聞) mainichi.jp/select/science… via @mainichijpnews



☆OurPlanetTV MediaCafe uesugitakashiがリツイート

【新着動画】「子どもの被ばく積算把握せず〜福島の父母ら政府交渉」 http://bit.ly/mHOKZE



☆tsuda 津田大介 uesugitakashiがリツイート

NYTimesの記事。日本の原発安全神話がいかにして作られたか。「教科書によって原発は絶対安全という刷り込みが行われた」という指摘は重要。 / 「安全神話は日本に核危機をもたらしている」、NYT紙6月24日付記事全訳 | Genpatsu http://htn.to/DGs3bj



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*今日の「最低気温23℃→最高気温31℃」



☆今朝は、8:00~9:40、6人(一、公、喬:照、禎、嘉)で、定番コ-スの散歩に行った。










☆Twitter・Blog・HPで知るマスコミが報道しないニュ-ス!



☆SMC(一般社団法人 サイエンス・メディア・センター) http://smc-japan.org/

に、「”御用学者”のマスコミへの発言」を批判する良心的な科学者としての見解がネット上に公表されています。



「低線量被曝の人体への影響について」近藤 誠・慶応大

  http://smc-japan.org/?p=1627



近藤誠(こんどう・まこと)慶応義塾大学医学部放射線科講師



1948年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学医学部卒。患者の権利法を作る会、医療事故調査会の世話人をつとめる。







 テレビや新聞で報道されている被ばくに関する専門家のコメントに100ミリシーベルトを基準として「これ以下の被ばくは問題ない」とするものが多々見受けられますが、この表現には問題があるので、指摘します。



「広島、長崎のデータなどから100ミリシーベルト以下では人体への悪影響がないことは分かっています」という記事がありました。



 確かに100ミリシーベルト以下の被ばくでは火傷のような急性症状は出ません。急性症状について言っているなら妥当な表現です。



 しかし、広島、長崎で被爆した人の追跡調査では50ミリシーベルト以下の低線量被ばくでも発がんによる死亡増加を示唆する研究結果があります。[文献1]



 放射線はわずかな線量でも、確率的に健康に影響を与える可能性があります。



 低線量被ばくについては、日本を含む世界15カ国で40万人の原子力施設作業員の調査をしたレポートがありますが、これによると、被ばく量が50ミリシーベルト以下でも発がん率は上昇しています。[文献2]



 また被ばく量が1シーベルト上がるごとに、がんによる相対過剰死亡数が率にして0.97(97 %)増える計算です。相対過剰死亡率の計算は若干難しいので、結果だけ示しますと、死亡統計により国民死亡の30 %ががんによる日本では、10ミリシーベルトを被ばくすれば、がんの死亡率は30.3 %、100ミリシーベルトの被ばくでは33 %になります。



 100ミリシーベルト以下は安全だとする説は、ここ数年でほぼ間違いだとされるようになっています。



 人間は放射線被ばくだけで発がんするわけではありません。



 私は、「発がんバケツ」という考え方をします。それぞれの人が容量に個人差のある発がんバケツを持っています。放射線だけでなく、タバコや農薬など、いろんな発がんの原因があり、それがバケツにだんだんとたまっていき、いっぱいになってあふれると発がんすると考えます。



 ある人のバケツが今どのくらい発がんの原因で満たされていたかで、今回被ばくした量が同じでも、発がんする、しないに違いがでます。ですから、放射線量による発がんの基準値を決めるのは難しいのです。



 たばこを吸う本数による発がんリスクも、吸う本数や年齢、吸ってきた年月により変わり、計算が難しい。ですから、放射線被ばくのリスクと喫煙による発がんのリスクを比較してより安全だということに疑問を感じます。



 同じ記事中に



「100ミリシーベルトを被ばくしても、がんの危険性は0.5 %高くなるだけです。そもそも、日本は世界一のがん大国です。2人に1人が、がんになります。つまり、もともとある50 %の危険性が、100ミリシーベルトの被ばくによって、50.5 %になるということです。たばこを吸う方が、よほど危険と言えます」とあります。



 0.5 %という数字は、国際放射線防護委員会(ICRP)の2007年の勧告中にある、1シーベルトあたりの危険率(5 %)に由来していると思います。つまり1シーベルトで5 %ならば、その10分の1の100ミリシーベルトならば、危険率は0.5%になるというわけです。しかし、この数字は発がんリスク(がんになるリスク)ではなく、がんで死ぬリスクです。ここでは、2人に1人ががんになるというのは発がんの確率ですから、ここに、危険率(がんで死ぬリスク)の0.5 %をプラスしているのは、発がんリスクとがん死亡のリスクを混同していると考えられます。



 リスクを混同している上に、喫煙量も明示せずにたばこの方が危険と言っている。



 メディアの方は、こういう乱暴な議論に気をつけ、科学的な根拠の誤用に気をつけていただきたいと思います。



参考文献

文献1:Brenner DJ, Doll R, Goodhead DT., et al. "Cancer risks attributable to low doses of ionizing radiation: assessing what we really know." Proc Natl Acad Sci U S A. (2003) Nov 25;100(24):13761-6.【PubMed】



文献2:Cardis E, Vrijheid M. Blettner M., et al. "Risk of cancer after low doses of ionising radiation: retrospective cohort study in 15 countries." BMJ (2005) 9;331(7508): 77【PubMed】



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☆国際的な”原子力村”の一員であるICRPと、欧州での疫学調査の市民組織であるECRR。



☆ECRRでは、チェルノブイリ原発事故後の疫学調査(臨床調査)に基づいて、低線量被曝の研究・統計を実施している。



☆日本政府が”金科玉条”としているICRP勧告(2007)は,原発推進するための被曝放射線量を公表している。ICRPの被ばくモデルはDNAの構造が理解される前に生み出されたものであるため、そこでは分子レベルでの議論や細胞の応答について議論する余地はない。単位質量当たりに吸収されるエネルギーの計算に終始するのみである。



☆(引用)スウェーデンの疫学調査は3 kB/m^2以下の汚染地帯が参照集団として選ばれ、最も高い汚染が120 kBq/m^2というレベルであった。これは今の福島県各地の汚染と同等であり、むしろ福島県の方が汚染のレベルは高い。ECRRの科学幹事が盛んに警告を発している根拠のひとつがここにある。過去に同様の汚染地帯で過剰なガン死が統計的に検出されたという経験を人類が持っているからであって、このような研究結果を知らない人にはその警告の真意や彼の気持は伝わりにくいのかも知れない。



☆日本政府は、今の福島県各地の汚染に対して、国民・住民の生存権・生活権を守るRCRRの勧告(被曝基準)を採用すべきだ。






②ICRPとECRR、それぞれの勧告について:専門家コメント           http://smc-japan.org/?p=1941



放射線の生体影響については、国際放射線防護委員会(ICRP)が防護基準を勧告しています。いっぽう、欧州放射線リスク委員会(ECRR)も、より保守的な基準に改めるべき、という立場のもと、勧告を出しています。こうした科学と社会・政治の中間領域の議論に関し、コメントをお送りします。



山内知也(やまうち・ともや)教授

(ECRR2010翻訳委員会, 神戸大学大学院海事科学研究科)



ECRRとICRPの違いはどこにあるのか?



 欧州放射線リスク委員会(ECRR)と国際放射線防護委員会(ICRP)との違いは、それぞれの最も新しい勧告であるECRR2010とICRP2007とを読み比べることで理解できるだろう。



 いくつかの切り口はあると思うが、最も分かりやすいのがスウェーデン北部で取り組まれたチェルノブイル原発事故後の疫学調査に対する対応において両者の違いが端的に現れている。その疫学調査はマーチン・トンデル氏によるもので、1988年から1996年までの期間に小さな地域コミュニティー毎のガン発症率をセシウムCs-137の汚染の測定レベルとの関係において調べたものであった。それは、同国だからこそ出来た調査でもある。



 結果は100 kBq/m^2の汚染当り11%増のガン発症率が検出されている。このレベルの土壌汚染がもたらす年間の被ばく線量は3.4 mSv程度であり、ICRPのいう0.05 /Svというガンのリスク係数では到底説明のつく結果ではなかった。



 ECRRはこの疫学調査が自らの被ばくモデルの正しさを支持する証拠だと主張している一方で、ICRPではこの論文を検討した形跡が認められない。おそらく、結果に対して被ばく線量が低すぎるという理由で、チェルノブイル原発事故による放射性降下物の影響ではあり得ないと考えていると思われる。結果に対して線量が低すぎるので被ばくの影響ではないという議論は、セラフィールド再処理工場周辺の小児白血病の多発や、ベラルーシにおけるガン発生率の増加に対しても、劣化ウラン弾が退役軍人や周辺の住民にもたらしている影響に対しても行われてきているものである。



 すなわち、ICRPの理論によれば低線量被ばく後にある疾患が発症すると、その原因は放射線によるものではないと結論される。その一方で、ECRRの理論によれば新しい結果が出るたびにそれは自らの理論の正しさを示す証拠になる。



 ECRRは、ICRPの内部被ばくの取扱において外部被ばくの結果に基づくリスク係数を使い、臓器単位のサイズで被ばく線量を平均化しているところを一貫して批判している。例えばベータ線を考えれば、それはその飛跡周辺の細胞にしか影響を与えないにも関わらず、線量はkgサイズの質量で平均化されてしまう。ガンマ線による外部被ばくのケースにおける光電効果と同じではないか、と思われる向きも多いだろうが、ECRRはそれぞれの放射性同位体核種とDNAや酵素との親和性を問題にしている。細胞内のクリティカルな部分に近いところで発射されるベータ線やアルファ線に独自の荷重係数を掛けている。それによって疫学調査において出てくるICRPとの数百倍のリスクの違いを説明しようとする立場に立っている。ICRPの被ばくモデルはDNAの構造が理解される前に生み出されたものであるため、そこでは分子レベルでの議論や細胞の応答について議論する余地はない。単位質量当たりに吸収されるエネルギーの計算に終始するのみである。このやり方だとひとつの細胞に時間差で2つの飛跡が影響を与える効果を考慮に入れること、分子レベルでものを考えることが不可能になる。



 ICRPのよって立つところは0.05 /Svというリスク係数であり、それは疫学の結果である。その疫学とは広島と長崎に投下された原爆の影響調査であるが、ECRRはその調査が原爆投下から5年以上経ってから開始されていること、研究集団と参照集団の双方が内部被ばくの影響を受けていること、それらの比較から導けるのは1回の急性の高線量の外部被ばくの結果であるが、これを低い線量率の慢性的な内部被ばくに、すなわち異なる形態の被ばく影響の評価に利用することを批判している。



 同じ非政府組織であってもECRRは「市民組織」であり、国連の科学委員会や国際原子力機関と連携しているICRPとは性格が異なる。ECRRのメンバーはチェルノブイリ原発事故の影響を旧ソビエト連邦圏の研究者らとともに明らかにしようとしているが、ICRPのメンバーは(例えば、ICRP2007をまとめた当時の議長は)チェルノブイリ原発事故で被ばくによって死んだのは瓦礫の片付けに従事した30名の労働者だけであるとの発言が記録され問題視されている。彼は子供の甲状腺がんについても認めようとしていなかったのだった。



 冒頭に述べたスウェーデンの疫学調査は3 kB/m^2以下の汚染地帯が参照集団として選ばれ、最も高い汚染が120 kBq/m^2というレベルであった。これは今の福島県各地の汚染と同等であり、むしろ福島県の方が汚染のレベルは高い。ECRRの科学幹事が盛んに警告を発している根拠のひとつがここにある。過去に同様の汚染地帯で過剰なガン死が統計的に検出されたという経験を人類が持っているからであって、このような研究結果を知らない人にはその警告の真意や彼の気持は伝わりにくいのかも知れない。





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