☆<原発>2段階で安全評価…「1次」で再開判断 政府見解
毎日新聞 7月11日(月)11時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110711-00000019-mai-pol
→ 日本の「原子力安全保安院」(http://www.nisa.meti.go.jp/)は、外見上は”安全・保安”を謳っているが、実態は電力会社10社に追従する国家<不安全・不保安院>でしかない存在たった。独自の審査・検討する能力がなく、従って各電力会社に対して実態資料を命令・請求する事もなく、各電力会社の報告を丸呑み・追認するだけの機関であることが、数々の具体例で明らかになっている。
→ 上記のことを証明したのが「7/10公開フォーラム『福島原発震災の真実』」だ。民間の研究者等から、資料請求しても、その資料を持っていなかったり、見解を求められても答える事ができない実態が明らかにされた。
→ それにしても、各種の市民団体の活動は、素晴らしい! 学術的にも最高水準の専門家の協力を得て、日本の将来のために市民レベルの活動を展開している。直接、シンポジウムに参加できなくても、ネットによる動画で間接的にシンポジウムを視聴できる。
*でも、今日も、少々、疲れた!(;^_^;) 「メルマガ金原」No,419で「7/10公開フォーラム『福島原発震災の真実』」を視聴。
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☆「メルマガ金原」No.419 を転載。(一部省略)
7/10公開フォーラム『福島原発震災の真実』
本日(7月10日)、東京の「日本科学未来館 みらいCANホール」において、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」主催による公開フォーラム『福島原発震災の真実』が開催されました。
午前10時30分から午後6時までという長丁場の非常に充実したフォーラムであったようです。「協力」している原子力資料情報室がUSTREAM中継し、録画が視聴できるようになっています。何しろ長時間の企画であったため、録画も何本かに分割されています。
以下に開催案内の文章を掲載した上で、「プログラム」の該当箇所に映像のURLを貼り付けておきます。
(引用開始)
3月11日の東北地方太平洋沖地震によって発生した「福島原発震災」は、いまだに収束の兆しが見えず、影響の深刻化、長期化が避けられない状況になっています。
東京電力は、”想定外の津波”による電源喪失が原因であったと強調していますが、それは、懸念されていた「過酷事故」を起こしてしまったことへの責任逃れと、津波対策と非常用電源の補強をすれば、日本の他の原発は安全である、という言い訳づくりのための方便と言わざるを得ません。
私たち、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会(柏崎刈羽・科学者の会)」
は、2007年7月の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原発が被災した際、政府と東京電力が、
科学的な検証に着手する前から、設計上の想定を大幅に上回る地震に見舞われた原発の
「再稼働」を大前提としていたことを問題視し、科学者・技術者の立場から、政府や新潟県での検証に対して、専門的な情報提供、問題提起などを行ってきました。
今回の「福島原発震災」についても、東京電力や政府からの情報開示が極めて不十分な状況の中で、「柏崎刈羽・科学者の会」の関係者が、原発の設計などにかかわってきた専門の立場から、事故の分析や市民への情報提供に努めてきました。
この公開フォーラムでは、私たちが入手しうるかぎりの最新情報をもとに、「福島原発震災」の実情を一般のみなさんにもわかりやすく解説するとともに、福島以外の原発の危険性についても議論を深めていきたいと考えています。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。
・日時 2011年7月10日(日) 10:30~18:00
・プログラム 下記をご覧下さい
・会場 日本科学未来館 みらいCANホール(約300席)
JR新橋駅から新交通ゆりかもめ「船の科学館駅」下車、徒歩約5分
・参加費 1,000円(資料代)
・主催 柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会
・協力 原子力資料情報室、高木学校、高木仁三郎市民科学基金
~~~~~~~~ プログラム ~~~~~~~~
※プログラムの内容および時間配分などは、福島原発の状況等によって変更になる可能性もありますので、ご了承下さい。
公開フォーラム『福島原発震災の真実』
10:15 開場 10:30 開会
◆セッション1.「福島原発でなにがおこったのか」
メインスピーカー:田中三彦(サイエンスライター、元原子圧力容器設計者)
伊東良徳(弁護士、六ヶ所村核燃サイクル訴訟弁護団)
コメンテーター :後藤政志(元東芝、原子炉格納容器設計者)
小倉志郎(元東芝、原発技術者)
田中三彦氏 http://www.ustream.tv/recorded/15900465 (59分54秒)
質疑応答1 http://www.ustream.tv/recorded/15901636 (5分16秒)
質疑応答2 http://www.ustream.tv/recorded/15901760 (2分25秒)
質疑応答3 http://www.ustream.tv/recorded/15901812 (0分18秒)
伊東良徳氏 http://www.ustream.tv/recorded/15901842 (56分37秒)
12:30-13:30 <昼食休憩>
◆セッション2.「放射線被曝の現状」
メインスピーカー:阪上 武(福島老朽原発を考える会)
コメンテーター :崎山比早子(元放射線医学総合研究所主任研究官、高木学校)
http://www.ustream.tv/recorded/15903693 (47分16秒)
◆セッション3.「いま改めて問う、日本の原発の危険性」
・地震の問題 :石橋克彦(神戸大学名誉教授)
・老朽化の問題 :上澤千尋(原子力資料情報室)
・電力会社・政府の姿勢
-新潟県中越沖地震後の柏崎刈羽原発の検証を振り返って-
:金子貞男(長岡市在住、原発からいのちとふるさとを守る県民の会)
http://www.ustream.tv/recorded/15904485 1時間15分28秒)
◆セッション4.全体討論
http://www.ustream.tv/recorded/15905890 (2時間57分11秒)
18:00 閉会
(引用終わり)
なお、このフォーラムは、IWJチャンネル2でも中継されましたので、その映像もご紹介しておきます。
その1 http://www.ustream.tv/recorded/15900459 (49分28秒)
その2 http://www.ustream.tv/recorded/15901416 (1時間17分52秒)
その3 http://www.ustream.tv/recorded/15903676 (2時間2分58秒)
その4 http://www.ustream.tv/recorded/15905888 (2時間57分23秒)
2011年7月11日月曜日
日本の「原子力安全保安院」は、実態は電力会社10社に追従する国家<不安全・不保安院>だ。
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